1997-04-09 ArtNo.10058
◆<馬>不動産開発のTCB、MSC企業ステータス獲得目指す
【クアラルンプル】セメント製造/不動産開発/建設/製材を手がけるトゥンガラ・キャピタルBhd(TCB)は、豪州企業コンピューター・ビジョン・インターナショナル(CVI)の権益買収を通じ、マルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)企業ステータスを獲得、マルチメディア・テクノロジー・ビジネスに乗り出す。
TCBのカマル・サリ会長が7日明らかにしたところによれば、同社は3月28日付けでCVI創設者のNicholas Sikiotis氏とコール・オプション契約を結んだ。同契約の下、TCBはCVIコンピューターズ・インターナショナルPty Ltdの70%権益、CVIディストリビューターズPty Ltdの70%権益、ディジネット・システムズPty Ltdの28%権益を、840万Aドルで買収する。
CVIコンピューターはレインボー・コンピューターの設計/製造を手がけるマルチメディア・デベロッパーで、CVIディストリビューターは主にレインボー・コンピューターの法人や政府機関への売り込みを担当している。ディジネット・システムズはバーチャル・ブロードバンド・トランスミッション(VBT)技術の特許権を有する。VBT技術はフルモーションのビデオ・シグナルを通常の電話線を通じて転送することを可能にする。
TCBは2カ月以内に正式契約を結び、CVIグループの業務拠点をビクトリア州からMSCに移転する計画だ。(NST,STAR:4/8)
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