1997-04-09 ArtNo.10052
◆<星>電信局、インターネット電話サービスにマッタ
【シンガポール】シンガポール電信局(TAS)は7日、USAグローバル・リンクのインターネットを通じたグローバル・テレフォン・ツー・テレフォン・サービスのシンガポールにおける営業にマッタをかけた。
グローバル・リンクはこの日記者会見し、3カ月以内にシンガポールを含む全世界の主要都市でこの種のサービスを開始すると発表した。料金はシンガポール・テレコム(シングテル)の国際直通ダイヤル通話(IDD)の3分の1になると言う。
しかしBT紙の問い合わせに対してTASは、「グローバル・リンクが、この種のサービスをシンガポールで提供しようと思うなら、先ず入札を通じて公衆基本電話サービス(PBTS)ライセンスを取得するか、既にPBTSライセンスを取得した企業のいずれか、もしくは全てに関係サービスを提供する他ない。また2000年3月31日まではシングテルにこの種のサービスの独占権が与えられている」と指摘した。
TASの以上の回答は、これ以前にグローバル・リンクがコールバック・サービスの経営をシンガポールで計画した際のコメントと多少異なっている。前回TASはマスメディアを通じてコールバック・サービスを宣伝することを禁止したものの、営業それ自体は禁止しなかった。同局は、その際、この種のサービスを公に宣伝することは法的に認められていないが、新技術に基づくサービスそのものを禁止することはできないとしていた。(BT:4/8)
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