SEAnews 1997-04-07 ArtNo.10023

【シンガポール】シンガポール証取(SES)上場のオーリック・パシフィックに対する公開買い付けを提案したインドネシアのリッポ・グループは長期的なビジネス・ベースをシンガポールに設ける計画だ。
リッポが60％の権益を握るジェレミア・ホールディングズは先月オーリックの28.52％のシェアを手に入れた。リッポ・グループがオーリック株主に当てた買収提案書の中で明らかにしたところによれば、オーリックはリッポ・グループのシンガポールにおける戦略的プレゼンス構築に主要な機会を提供してくれる。公開買い付けが締め切られる4月28日以後、リッポはオーリックの営業に対して詳細な見直しを加える。オーリックが中核とする食品ビジネスは維持されるが、リッポ・グループのビジネスと相互補完関係を有するような領域における新たなビジネス機会が探られる。しかしながら、当面リッポ傘下のビジネスをオーリックに注入する計画はないと言う。(ST,BT:4/5)