1997-04-05 ArtNo.10015
◆<印度>大蔵省の海外商業ローン政策補足説明に業界落胆
【ニューデリー】大蔵省が海外商業ローン(ECB)の規制緩和に関して行った補足説明で、業界の歓迎気分は一気に冷却したようだ。
政府は火曜、最大2億米ドル/返済期間20年の商業ローン及び最大1億米ドル/返済期間10年の商業ローンの海外調達を認めると発表、業界は同措置に歓喜したが、大蔵省はその後、借り入れは1回限りで、最初の借款を返済した後でのみ2回目の借款を認めると補足した。
返済期間の長さからして、頻繁にこの種の便宜を利用することができないだけでなく、プット/コール・オプションも認められぬことからそのスコープは限られている。大蔵省スポークスマンは同ファシリティーは特別な需要に応じたもので、運転資金の調達を想定したものではないとしている。(ET:4/4)
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